「ほっ」と。キャンペーン

近況

ご無沙汰してます.

1月に「あけおめ!」と書く間もなくattackにやられ数か月.
attackをいい口実に、英語を読むのとかをサボってました.あとココも.すみません.
いえ、たいしたことなかったんですけど、気力が削がれたりしてね、ごにょごにょ.
もうすっかり治りました.

とりあえず、「おめ!」 (何がだ)




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life touch NOTEをまた壊しました orz

で,気を取り直して
テキストエディタに買い足したのが
「pomera DM20」!!
後継機のDM25がこの春に出たので値崩れしててお勧めです.

憧れの讃岐先生とおそろいです.
(もうお使いになっていないかもしれません)

しばらくこのpomeraを使いながら,
遅れた勉強を取り戻すのが
当面の目標です.




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恒例の東京麻酔専門医会リフレッシャーコースセミナー
参加募集を始めました.

今年からは申し込みはso‐net m3内の「学会研究会com」から
入るようになっています.
m3のIDをお持ちでない方は登録などが必要になりますので
お早めにー

私も今年も聴講にうかがう予定です.
いつもとても楽しい会なので,興味ある方は是非に.
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# by fabius_a | 2013-05-29 01:29 | わたし

できたよ!

毎年恒例の,勉強会資料のような
1年間の文献総まとめが
やっとできました.

「1年間」と言っても「2011年」総まとめなので,
今が何年何月なのか言ってみろとかお叱りをうけそうですが...
...確かに時間がかかっております.
既に古い文献集と言われれば返す言葉がございませんが.

厚かましくも,周囲の方々には既に配布を始めています.
その辺に投げ捨てるなり,生温かい目でパラ見するなり
お好きにしていただければ幸いです.


今年はAndroidを落としたり,プリンターが壊れたりと
いろいろ障害がありましたが,
無事に今年中にできあがってよかったです.
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# by fabius_a | 2012-12-03 02:05 | なんか読んでみた

でたよ!

各界から待ち望まれていた新刊がとうとう出ました.
麻酔科医ハナ(4)です.買ってきました.

b0137188_07354.jpg


今日はまだ忙しくて読めませんー...
楽しみに取っておきますです.
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# by fabius_a | 2012-10-30 00:09 | なんか読んでみた

落としたらどうするか

諸先生方もご存じの,麻酔科エラーブック.
b0137188_0482030.jpg

明日から使えるエキスパートオピニオンが満載のこの本から,
導入に関しての一節を引用してみます.


導入に欠かせない薬物は,
床にこぼしたり,
効果が不十分であったり,
挿管困難のため導入時間が長引いた場合に備えて
2倍量用意しておく.
床に落ちたものは絶対に使用してはならない.


言われてみれば頷けるご意見です.
しかし例えばRSIを予定している手術で
予備の筋弛緩薬を部屋に必ず持ってきているかと聞かれると,
自信を持ってハイと言えません.
就眠後に筋弛緩薬のシリンジを落としちゃったら,
部屋にもう1バイアル(あるいは1アンプル)ないと,
確かに困ります.

一説によると,ヒトは間違えるようにできているとのことです.
ヒトは,落としちゃいけないものを
落とすようにできているんだと思います.

・・・・・どんなものをどんなときに落としても,動じない準備が必要です.
























b0137188_044167.jpg

............................orz ええ,落としましたとも.

愛用のAndroid, lifetouch NOTEの液晶に入っているのは
効果線ではありません.ひび割れです.
しかし衝撃を受けた私の心情をよく表現していると思います.

延長保証に入っていたので,落下による損傷も保障されたのがせめてもの救い.
お財布にはあまり痛くありませんでした.
いやまじブルーですけどね.寝込むレベルでしたけどね.

今日やっと2号機が届きました.
これからいろいろ移し替えです.







ありがとうございます.
「わたし」は,元気です.むー.
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# by fabius_a | 2012-10-28 01:36 | 戯言

温めますか?

学会の資格申請の手続き中です.
初のWeb申請なんですが,慣れないので
「むー」とか「きー」とか言いながら入力してますです.

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これだけでは何なので,ちょっと気になった文献の紹介でも.

TKAの術中に体温を保持しようと積極的に温めたら
POCDが増えちゃった

という報告.
Acta Anaesthesiol Scand. 2011;55:216-22.

脊麻のTKAで,温風加温器を使って温めた群では
布を掛けるだけの群よりもPOD4での
POCDが多かった(19%対3%,p=0.0058),
でも術後3カ月になると,その差はなくなっていた,と.




えー,いま術中にすごい温めてるんですけど!
これダメなの?
看護師さんが最近やっと,
何も言わなくても温めてくれるようになったのに! (←遅い) きー!

とか,まず思いました.


鼓膜温をモニターしてるんですが,布を掛けるだけの群では
ものすごく体温が下がってるのに
シバリングは生じなかった,というのがびっくりで,
「脊麻だからシバリングが生じなかったんだと思うよ」って書いてあったけど,
その理論だと全麻ではシバリングが不可避なレベルの低体温なので,
POCDのリスクが高くてしかも脊麻でできる手術として
TKAを選んであるのが,巧いなーと思いました.

確かに,頭部外傷とかクリッピングでは
「軽度脳低温の効果や如何に?」という検証が
いくつも行われているんだから,
POCDハイリスクにも,その目を向けるべきだったんだなあというのが
目からウロコでした.

「温めないことによる弊害」についての検証がもっと必要だとは思うんですが,
「温めていいの?」って考える視点を
自分の中に持とうと思っています.





むー,
でも温めますけどね!
十数年前に脊麻でやったhip fracture surgery,
終刀して覆布を取った途端に
シバリングからST低下,回復室で12誘導を取ったりして大騒ぎした思い出が...



まあ,こんな感じで相変わらず「むー」とか「きー」とかやってます.元気です.
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# by fabius_a | 2012-09-14 01:00 | なんか読んでみた

東京麻酔専門医会 リフレッシャーコースセミナーに参加してきました.
とても楽しかったです.

2日目の講義メモから.

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産科出血の管理法  順天堂産婦人科 T先生

産科危機的出血への対応ガイドライン(2010)をふまえてのお話で,
特に「輸血を決して遅れないように!」(特にFFP)という
メッセージをひしひしと感じる講義でした.



産科出血の特徴として
妊婦は少ない出血でもDICを発症することが多く,
この点では普通の手術とは全く異なる.
出血2000mlを越えた程度でもDICとなる.

ヘモグロビン値で輸血や輸液を考えてはいけない.
PTは60%あるのにフィブリノゲンが0%なんていうことも
産科では珍しくなく,
必ずフィブリノゲンを測定して,低値ならば
FFP(日本では)を補充すること.
フィブリノゲンが低いと出血は止まらない.

FFPを15単位いれるとフィブリノゲンは100mg/dl上がる.
フィブリノゲンは150mg/dl以上にもっていくように.

一例として,早剥でのDICでフィブリノゲン70などという場合には
まずFFP20単位をいれる.
そのようなケースでは25%で肺水腫をきたすので,
肺水腫の治療も同時に始める.

産科的大出血ではRCC:FFPが1:1,
産科的DICではRCC<FFPが
必要となってくる.


弛緩出血は一様ではなく,
頚部の裂傷がかなり混ざっていたり,
臨床的羊水塞栓の可能性もある.
羊水塞栓では早期から消費型のDICを発症してくるために
注意を要する.



そのほか最近の話題として,

・トラネキサム酸が注目されている.
海外ではガイドラインに入っていることも.2gを一回投与.

・ノボセブン
FFPを入れてもどうしても止まらない産科的DICで.
全数を登録しており,日本では36例で使用して死亡が1例のみ.

などをお話しいただきました.



高齢出産やIVFが増えてたことなどからも
大変ご苦労されている現場の雰囲気が伝わってきました.

私はここ10年ほどはNICUがない病院で働いていることもあって
日常的にはこのようなケースには遭遇しないのですが,
だからこそきちんと知識として備えておかねばいけないなと
気持ちを新たにしました.
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# by fabius_a | 2012-07-23 01:13 | レクチャーのメモ

東京麻酔専門医会 リフレッシャーコースに参加しています!

本日1日目.
去年までよりも参加募集人数を増やして下さったようで,
寒い気候にも関わらず
会場はかつてなかった程の熱気にあふれていました.

今年は特に,理路整然とわかりやすくて
知識の整理に大変役立つ講義が多い印象です.大変勉強になりますです.

で,講義メモから 少し.

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周術期の血糖管理 (岡山大学E先生)

周術期の血糖管理に関しては
van den BergheがIITを提唱してからというもの,
「いや,IITは予後を悪化させるよ」とか
「それでも,サブグループ解析をすれば」なんだとか
「そもそも母集団が経腸栄養中心か経静脈栄養かの違いが」・・・


というわけで混沌としているようで,
結局どうすればいいのかが
私の頭ではよくわからなくなっていたのですが.



さてE先生には,
ここに4つのstudyを示して頂きました.

1)Leuven trial
これは早期にTPNを開始した患者を中心としたスタディで,
目標血糖値を 低め(80-110 mg/dl) とした方が
高め (140-180 mg/dl)とするよりもが予後がいい,とするもの.

2)NICE SUGAR study  (NEJM 2009; 360: 1283-97)
これは遅めにTPNを開始した患者を中心としたスタディで,
目標血糖値を高めとした方が
低めとするよりも予後がいい,とするもの.

3)EPaNIC study  (NEJM 2011; 365: 506-17)
これは目標血糖値を低め(80-110 mg/dl)とした患者群で,
早期にTPNを開始するよりも遅めに開始した方が予後がいい,とするもの.

4)TPNについてのメタアナリシス  (Crit Care Med 2005; 33: 213-220)
これは血糖値を従来型管理(高め)とした患者群で,
早期にTPNを開始した群では予後が悪かったとするもの.

で,この4つの報告を下のグラフにあてはめると,ですね.
b0137188_002261.jpg

1)からは,DがBより優れる
2)からは,AがCより優れる
3)からは,CがDより優れる
4)からは,AがBより優れる
となるわけです.

こうですね. ↓
b0137188_04045.jpg

つまり,A群が最も予後がいいであろうことが予測される,と.

血糖は高め,TPNを始めるのは急がない,のがいいでしょう,
というのが結論でした.

おお!
なんて理路整然としていて わかりやすい講義!



明日も楽しみです.
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# by fabius_a | 2012-07-22 00:30 | レクチャーのメモ