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throat packsに注意

difficult airway societyのHPをプラプラ見ていたんですが、
throat packs(耳鼻科の手術のときとかに咽頭につめるガーゼ)
についての警告が、もう1年も前に出ていたんですね。
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、ご紹介を。

咽頭パッキングについての警告(概要)
・咽頭パッキングの適応を明らかにすること
 (タレこみを防ぐのか、ガス漏れを防ぐのか、
  チューブの固定性を確実にするのか
  ・・・不要なパッキングは行わない)
・2名以上で挿入と抜去を確認すること
   (外科医・麻酔科医・外回り看護師・・・コンタクトをとること)
・挿入したことを2通り以上の方法で記載しておくこと
  1)記録(ガーゼカウント用のホワイトボードなど)
  2)見えるように(患者さんの頭やチューブのところにラベルしておくなど)
   ※このとき、麻酔器などの退室後にORに残るもの
    (患者さん特有のものでないもの)には記載しない。

フローチャートも参照してください。

以前に、咽頭ガーゼ残存のまま抜管
→緊急ガーゼ摘除術、という事例を耳にしたことはあり
注意しなきゃなという意識はあったつもりでしたが、
ここまできちんとやってはいませんでした。
特に、患者さんの頭のところに「咽頭パッキングしてます」みたいな
ラベルはつけたことがありませんでした。
反省しつつ、これから実行しようと思います。
by fabius_a | 2010-05-07 17:53 | なんか読んでみた